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戦争のリアルを感じた一冊だった。
他国に残留した日本兵。
読んでいて切なくなることも多かった。
戦場は悲惨だ。

日本の戦争を正当化できるとは思わないけど、あの戦争がなければ亜細亜は今のようになっていなかったと思う。

開いて見たのは、学校においてあった亜細亜を示した世界地図だった。その時の衝撃を今でも忘れない。
「地図の色が一色に染まってたんだ」
独立国だった日本と、それにタイを除いて、あとは亜細亜の地域が同じ色で塗られていた。


衝撃を受けた。
この視点はなかった。
ほとんどの亜細亜の国々が欧米の植民地だったんだ。
そんな状況にあった日本、今の我々が今の感覚で語れることはないと思う。
歴史は過去だし、もう後付けで意味を持たせてもしょうがない、、、

戦争とは・・・現場で鉄砲の弾を撃つ一兵卒の生活の延長上にあったことをぼくに鮮烈に教えてくれた。

生活の延長上、、、ハッとした。
そうなのかもしれないと思った。
この本に出てきた元日本兵の人たちも戦争に出る前は普通に生活していた。
ある日を境に戦争という非日常に染まる。
その境は、大きな壁があったわけじゃなく、何かのちょっとしたきっかけだっだ。
各人からすれば、本当に生活の延長上だったろうと思う。

今だって世界に戦争がある。
普通の生活をしていても、何かのきっかけで戦争に巻き込まれる可能性がある。
そう認識した。

「あら、だって人間は、愛している人が多いほうが、憎んでいる人が多いより、ずっといいでしょ。」

この言葉そのものだけで解釈する。

世界の平和はこういう精神から生まれるんじゃないかと思った。



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